ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン寄附講座

講座立ち上げの想い
小柴正浩 特命教授のコメント
2006年、当時の金融担当大臣・山本有二氏からの依頼で書いた資料の題目が、「資産運用立国日本に向けて」というものでした。 当社は設立当初から日本のヘッジファンド業界発展の礎となるべく精力的に取り組んでまいりました。 設立20周年を迎え、次の10年を展望する中で新たな挑戦として、日本初のプラットフォーム型マルチストラテジーファンド(ファンド名;素戔嗚(スサノオ))が、昨年11月に立ち上がり当社はその資産運用会社となりました。アメリカでは、この10年でマルチストラテジーファンドが著しく成長を遂げ、金融版GAFAMとして日本株市場も席捲されようとしています。今般、京都大学に当社の寄附講座を開設する目的は、この10年間に世界のヘッジファンド業界で生じたイノベーションであるマルチストラテジー戦略について、産学連携の枠組みで研究することにあります。この取組を通じて、日本の金融界への啓蒙的な働きかけができるのではないか、ひいてはマルチストラテジー戦略の革新性やさらなる可能性を広げる研究成果を生み出せるのではないかと期待しています。この講座を契機として、日本の資産運用業界からもイノベーションを起こせるような人材が輩出されることを祈念しております。


未来へ
南正太郎 特定准教授のコメント
日本の資産運用業界を取り巻く環境はこれまでにないくらい劇的な変化を遂げつつあります。特にAI技術の発展により、運用会社だけでなく事業会社やアセットオーナーなどインベストメントチェーンのあり方や構造そのものを大きく変えることは近い将来に間違いなく起こります。早い段階でインキュベーションプラットフォームを提供してきたユナイテッド・マネージャーズ・ジャパンの持つ実務的な知見やノウハウなども活かしながら、いち早く未来の資産運用業界のあり方を研究することで、次世代のファイナンスプロフェッショナルの育成につなげ、業界全体の持続可能な発展に貢献していきたいと考えています。
ぜひ、一緒に未来を作って行く仲間を担う方々と繋がり、実現していきたいです。興味がある方はご連絡お待ちしております。